よくあるご質問​

本製品は医療機器ですので医師の指導のもとにご使用いただくことが前提となり、ここで明確な値をお答え出来かねます。
目安としては、厚生労働省のホームページより閲覧できる「喀痰吸引等研修テキスト」において口腔内、鼻腔内吸引の場合は「20キロパスカル以下」と記載されています。
※厚生労働省ホームページ「 喀痰吸引等研修テキスト 」より。

動画での説明も見られます。

お風呂上りなど、鼻水の出やすいタイミングで、カテーテルを鼻汁に直接あてて吸引してください。
オリーブ管キットや鼻水吸引キットをご使用いただくと、オリーブで鼻腔を塞ぐことができるので吸引しやすくなります。
一度に長時間の吸引はせず、短時間(3秒～5秒程度)の吸引を左右交互に行ってください。下記の動画も参考にしてください。

【You Tube】

鼻水吸引器スマイルキュート 吸引の仕方スマイルキュート “疑似鼻を使っての吸引”

食器洗い機には対応していません。食器洗い機は高温になり、専用の洗剤にはアルカリ性のものが多いため、部品の材質を傷める恐れがあります。吸引瓶等を洗浄する場合は中性の食器洗い洗剤を溶かした水でやわらかいスポンジを使用して手洗いしてください。下記の動画も参考にしてください。

【You Tube】

鼻水吸引器スマイルキュート 洗浄の仕方

【吸引瓶】
次亜塩素酸ナトリウム(商品名：ミルトン、ピューラックスなど)を使って漬け置き消毒してください。
ホース類を除くほぼ全ての部品の消毒が行えます。
消毒前には食器用の中性洗剤を使って水洗いし、汚れを落としてください。汚れが残ったままですと、消毒の効果がありません。
消毒液から取り出した後は、きれいな水ですすぎ洗いをして自然乾燥させます。十分、乾燥させてから再組立を行ってください。

【吸引ホース】
食器用の中性洗剤を溶かした水を吸わせて内部を洗浄した後、消毒用エタノールを吸わせて消毒します。
外側は中性洗剤で洗い、よくすすいで乾燥させた後に消毒用エタノールをしみ込ませた布で拭きます。

【煮沸消毒について】
パッキンなどの一部のゴム製品を除き、煮沸消毒はできません。その他の消毒方法につきましては、取扱説明書の「消毒・滅菌対応一覧表」で対応部品をご確認ください。

【注意点】
・洗浄には食器洗い機を使用しないでください。
・アルカリ性の洗剤は使用しないでください。
・漂白剤(ハイター等)は消毒に使用しないでください。

吸引ホース内側は中性洗剤の水溶液を吸引して洗浄してください。汚れがひどいときは下記のような柔らかいブラシをご使用ください。
吸引ホース専用洗浄ブラシ(1200mm)
洗浄後は水を通してすすぎ、自然乾燥でよく乾かしてください。吸引瓶などと同様に、食器洗い乾燥機には対応しておりませんのでご注意ください。
※ヒント…使用前後に水を吸引しておくと、汚れが付きにくく、また落ちやすくなります。

問題ありません。
ハサミ等で使いやすい長さに切ってご使用ください。
余ったホースは汚れた時の交換用などにご利用ください。

ポンプが動いている音がするのに吸引できない(圧が上がらない)場合は、蓋のパッキンや接続部から漏れ(リーク)が発生している可能性があります。
吸引瓶や中継ホース類を外し、調節弁ツマミを(H)の方向に止まるまで回した状態で吸引ポンプを作動させ、本体の吸引口(アダプター)を直接、指でふさいでください。真空計の針が-70～80kPa(キロパスカル)まで上がれば吸引器本体は正常と考えられます。(※ご使用期間、頻度により性能が低下しますので、カタログ値まで上がらない場合でも-70kPaを目安に判断してください。)

圧が上がらない場合は、取扱説明書に従ってパッキンの取り付けやホースの接続等の確認を行ってください。
※音や振動がいつもと違うなど、異常を感じた場合は、ご使用を中止して販売店にご相談ください。

電源スイッチをONにしても、音もせず吸引もしない(吸引ポンプが作動しない)場合、よくある原因として次のような例が考えられます。

【専用ACアダプターの接続に異常がある】
取扱説明書の専用ACアダプターの接続方法に沿って確認してください。

【ヒューズが切れている】
ヒューズが切れている可能性がありますので、下記の図に従って確認してください。
確認の前に本体の電源スイッチをOFFにし、電源プラグをコンセントから抜いてください。
ヒューズが切れている場合は、標準付属品の『ヒューズ(予備)』に交換してください。
ヒューズは必ず指定品を使用してください。予備が無い場合はこちらから予備品の購入ができます。

《ヒューズが切れる主な原因》
吸引瓶内に陰圧が残っている状態で吸引スイッチを入れ、吸引ポンプを作動させると、吸引ポンプに負荷が掛かり、ヒューズが切れるおそれがあります。
電源スイッチを入れる前に真空計の針の位置を確認してください。
陰圧が残っている場合は、吸引チューブ等を外し陰圧を開放し、真空計の針の位置を0に戻してから使用してください。

《ヒューズが切れる主な原因》

調節弁マークです。吸引圧設定を行う際の調節弁ツマミの位置の目安としてご使用ください。

【使い方】
吸引圧を設定した際に調節弁マークを回転させて調節弁ツマミと合わせます。
調節弁つまみを動かしても調節弁マークはその位置に留まるため、次回以降の吸引圧の設定目安になります。

※詳しくは取扱説明書「ご使用のヒント」をお読みください。

スマイルキュートは別売の専用充電器(BTボックス付き)をお買い求めいただくことによりバッテリーで使用できます。
パワースマイル、スマイルケアシリーズと異なり、内蔵ではなく外部からの給電となります。

※バッテリーはパワースマイル、スマイルケアシリーズと共通で使用できます。

スマイルキュートミニはバッテリーで使用できません。

【在宅での使用】
ジェット式ネブライザー　ミリコンCube　がオススメです。

【1回の吸入液の量が8mLを超える場合】
超音波式ネブライザー　コンフォートoasis　がオススメです。

【連続使用時間の長い病院などの場合】
超音波式ネブライザー　コンフォート3000　がオススメです。

※当社の製品は医家向けです。
医師の指導の下で、用法を守って安全にご使用下さい。
吸入液の種類、用量、用法は医師の指導に従ってください。

ネブライザーの作動原理

	ジェット式	超音波式
作動原理	圧縮空気使って薬液を吸い上げ、バッフルに衝突させることにより細かい霧にします。	圧縮空気使って薬液を吸い上げ、バッフルに衝突させることにより細かい霧にします。
長所	・殆どの吸入液の噴霧が可能。 ・数mLの少量の吸入に適する。 ・お手入れ、メンテナンスがしやすい。	・噴霧量が多く、短時間で吸入できる。 ・長時間,10mLを超える大量の噴霧に適する。 ・音が静か。
短所	・コンプレッサーを使用するため作動音がやや大きい。	・構造が複雑なため、本体が大きい。 ・使用できない薬液がある。

【各製品の特長】
・コンフォート3000（超音波式）
マイコン制御の高機能超音波ネブライザー。
霧化量を5段階、風量を3段階で調節可能。
連続運転が可能。

・コンフォートoasis(超音波式)
使いやすいシンプルな超音波ネブライザー。
操作が簡単で在宅からクリニックまで幅広くご使用いただけます。
霧化量はボリュームで無段階調節。
タイマー設定時間は最大30分。

・ミリコンCube(ジェット式)
在宅での使用に最適なジェット式ネブライザー。
小型で場所をとらず、キャリングバッグに入れて持ち運び可能。
気になる作動音も低めに抑えてあります。
お手入れも簡単。
お求め安い価格。

各ネブライザーの大きさ

電源が入っているのに超音波ネブライザーから霧が出ない、または少ない場合、よくある原因として次のような例が考えられます。

【薬液カップにキズや変形がある】
薬液カップ底面にキズや変形があると、超音波振動がうまく伝わらず、正常に噴霧できません。
新しい薬液カップに交換してください。
また、機器が損傷する原因にもなりますので、キズや変形のある薬液カップは使用しないでください。

【室温や水温が低い】
超音波ネブライザーの性能は温度の影響を大きく受けます。
特に作用水の温度が低いと、非常に霧が少なくなりますので、ぬるま湯を足すなどして作用水の温度を調節してください。(推奨：26℃前後)
※作用水の温度が高すぎてもエラーや故障の原因になりますので、お湯を直接、作用槽に入れないでください。

その他の原因については、取扱説明書「修理をご依頼される前に」をご確認ください。

電源スイッチをONにしても、操作パネルが点灯せず霧も出ない場合、よくある原因として次のような例が考えられます。

【ブレーカーが落ちている(コンフォート2000)】
ブレーカーが落ちている可能性がありますので、下記の図に従って確認してください。
確認の前に本体の電源スイッチをOFFにし、電源プラグをコンセントから抜いてください。
ブレーカーが落ちている場合は、リセットボタンを『カチッ』と鳴るまで押し込んで復帰させてください。
ブレーカーが落ちた直後はリセットボタンを押し込んでも、元に戻ってしまう場合があります。その場合は少し時間を置いてブレーカーが冷めてから再度、復帰を試してください。

【ヒューズが切れている(コンフォート oasis、コンフォート3000)】
ヒューズが切れている可能性がありますので、下記の図に従って確認してください。
確認の前に本体の電源スイッチをOFFにし、電源プラグをコンセントから抜いてください。(推奨：26℃前後)
ヒューズが切れている場合は、標準付属品の『ヒューズ(予備)』に交換してください。
ヒューズは必ず指定品を使用してください。予備が無い場合はこちらから予備品の購入ができます。

その他の原因については、取扱説明書「修理をご依頼される前に」をご確認ください。

吸入する薬液によって異なりますが、各製品の噴霧量で吸入する薬液の量を割ることにより、おおよその吸入時間を計算することができます。

例1）コンフォートoasis(霧化量 Max)で10mLの薬液を吸入する場合
最大噴霧量：約 3.5mL/分
10 ÷ 3.5 ≒ 2.9
吸入時間：約 3分間

例2）ミリコンCube(ネブライザーキットC,AC100V,50Hz,吸気弁なし)で5mLの薬液を吸入する場合
噴霧量：約 0.40g/分(≒ mL/分)
5 ÷ 0.40 ＝ 12.5
吸入時間：約 13分間
※製品の噴霧量は各製品の取扱説明書の仕様欄に記載されております。

※噴霧量は室温 25℃前後、湿度 50％前後の条件で生理食塩水を噴霧させたときの値です。吸入する環境や薬液の温度、薬液の種類によって変わります。
また、お手入れの状況によって、噴霧量が低下する場合があります。

ホース口を左右に回しながら押し込むと、強く差し込むことができます。

空気中の水分が圧縮されてホース内に結露し、水がたまることがあります。(湿度が高いときなどに起こりやすくなります。)
そのまま放置されますと、噴霧不良や雑菌、カビの繁殖の原因となりますので、速やかに乾燥させてください。

【除去方法】
ミリコンCubeの本体にホースだけを接続した状態でスイッチを入れ、ホース内の水分が無くなるまで空気を送ってください。

下記のPDFファイルをご参照ください。

『シリコンレサシバッグの分解・組立』(PDF/654KB)